2015年11月30日月曜日

アンティーク~代官山蚤の市


蚤の市へ行くと次週の蚤の市の案内を戴く…。芋づる式の日々に疲れはじめ、これが最後と訪れた「代官山蚤の市」。会場に一歩足を踏み入れた瞬間、胸の高鳴りがおさまらなくなりました。

各地のアンティークに魅了された人達が代官山 T-SITE に集まるという壮大さ。フランス・ベルギーに特化した世界観、年2回開催で店主の方の心の込め方もまたひと味違うようです。大御所のファッションデザイナーの方もお見かけし、刺激を受けるのにこの日これ以上の場所はないように感じました。平日にも関わらず、たくさんの人が訪れていて、皆どんなお仕事されてるのだろう?という謎も残りました。


感動が動揺に変化し、フランス好きの子や90年代を夢見心地に過ごした友達にもすぐに連絡。アンティークの先輩だった方々も今の蚤の市ブームは知らなかったとのお返事で、私だけ時代に取り残されていたのではないと安堵。

家庭ではとうの昔にアンティーク卒業宣言をしていたのに、訪れる度に少しずつ意思は解凍され…秘密の買い物がもう隠しきれなくなりました。次回の開催が待ち遠しい。蚤の市は春と秋が盛況なようで、行きそびれた蚤の市もひとつひとつ自分の眼で見てみたいです *。・゜



什器になる物は買ってよしと決めた蚤の市めぐり。100年以上前の
美しいイニシャル、勇ましくてコウモリに見間違うフクロウ…。
どれもルートヴィヒっぽいと思うと理性は一瞬で消えます。


2015年11月21日土曜日

アンティーク〜赤坂蚤の市


Depot 39や THE GLOBEなどアンティークショップが盛んな時期に10代を過ごしました。日仏学院、HANAE MORI ビル骨董街、吉祥寺、西荻窪、代々木公園のフリマなどでアンティークを買うこともありました。フランスの田舎の蚤の市へ赴いた1997年が私のアンティーク熱のピークだったような気がします。
その後、ORNE DE FEUILLES やBROCANTE など洗練されたフランスのアンティーク、麻布十番・恵比寿に研ぎすまされた和のお店が登場し、なんとなく流れは終着したような気でいました。

2015年の9月、偶然戴いた「赤坂蚤の市」のレトロなDM。facebook の告知もオシャレで、久々に冒険心が湧いてきました。少し覗き見るだけという気分で訪れてみたら、心を揺さぶられるような素敵な世界がひろがっていました。耳に入ってくるのは聴き馴れたセイゲン・オノの音楽。目の前にはヨーロッパからの選りすぐりのアンティーク品。




facebook で私が惹かれた画像はORLANDOさんのお店でした。映画「ORLANDO」から名付けたとのこと。私も大好きな映画だったのに、そんな世界からすっかり遠のいていたと目の覚める思い。

ORLANDOさん選曲の会場を廻りながら、だんだんと昔の景色が蘇ってきました。高校生の頃はデザインやフランスに夢中で放課後は私服に着替え、セイゲン・オノの曲を聴きながら興味がある場所へ赴くという日々でした。会場のARK HILLS は東京でもっとも大人っぽいエリア。学校帰りに何度か迷い込んでドキドキしたのを覚えています。
原宿にはもうないけれど、ここのAUX BACCHANALES は健在。懐かしいものがギュっと詰まってタイムスリップしたかのよう…。




「赤坂蚤の市」で知ることになったのは、個人で買い付けしてそれぞれ絶妙な個性で屋号を出し活動する人たちの多さ。みんな好きなことに絞って仕事してるからキラキラしていました。そして今、都心では空前の蚤の市ブーム?「代官山蚤の市」「東京蚤の市」「湘南蚤の市」「大江戸骨董市」「青山 ANTIQUE MARKET」「浅草ライヲン百貨店」など毎週のようにイベントが続き、いつからこんなことに?と驚きと見落としていたことへの焦りで頭の中が混乱。

この日を皮切りに蚤の市巡りがはじまって、充実感と引き換えに秋を駆け足で過ごすことになりました。そして明日、22日は月に一度の「赤坂蚤の市」が開催されます。こちらのイベントはこれからもっともっと光を浴びていくのだろうなと感じます *。・゜

2015年11月13日金曜日

クリスマスカード作り * Tree_Rhythm



今年の秋は出かけることが多く、次々と新しい世界に触れて刺激を受けました。自分の中の好奇心の箱が溢れてひっくり返ってしまいそうなくらい…。今は落ち着いてカード作りを再開。外には魅力的なことが溢れてたけど、やっぱりものづくりをしている時が一番楽しい。

昨年デザインした Tree card_Rhythm。1年ぶりの再現なのでまずは手製の指南書に沿って一枚を完成させます。そしてコツを思い出したら3枚くらいまとめて工程を進めていきます。

納品を翌日に控えてるので真剣勝負。マイケル・ナイマンの曲で部屋を厳かな雰囲気に整え、繰り返すリズムにならって気分を一定に保ち…夕方のさくらの散歩前に無事、完成しました *。・゜






2015年11月11日水曜日

クリスマスカード作り * Stamp Santa




箱の中に潜んでいた最後のサンタ達…週末には渋谷、青山へと旅立ちます。作る工程も楽しかったから次の切手でも色違いにしようかな。

数年ぶりに連絡をとった大切な年上のお友達。電話を切ったあとすぐこのカードで手紙を書こうと思いました。両手をひろげて「大好き。手をつなごうよ!」とアピールしていて、ああこれは仲良しのカードだったんだと今になって気づきました。

喜んでくれた友達からのお返事、一生保存のメールにしようと思ってたのにあっけなく1時間後には消えてしまった( Cメールでやりとりしてたため… )。
メールで大切なことを伝える儚さ…手紙が持つ永遠の魅力をあらためて感じました *。・゜


2015年11月8日日曜日

薬師丸ひろ子さんと2015年コンサート #002


昔の名曲をたくさん歌ってくれたらいいなと期待したコンサート、やはり「セーラー服と機関銃~オリジナルバージョン~」が一番盛り上がって、待ちわびていた「Wの悲劇 」を超え「未完成」はこんなにも私に響いてくる歌詞だったんだと毎晩リピートして聴いています

このまま美談で終わるはずだったのですが…開始時間が遅れたわりに幕は早く下りてしまった。コンサート中なんとなく?と思うこともあり深夜に検索して、前日の方が神がかったステージ、今夜は2曲カットされていたと驚愕の事実を知ってしまう

もともと14日に聴きに行こうとしていただけにショックも大きく、15日撮影で収録に沿うため短かくなったのかな?と想像し彷徨っていたら、核心を突いたブログに辿り着きました。

音楽ファン 粟野光一さんのブログ " Langsamer Satz "

私は女性歌手のコンサートが初めてで、お客さんの半数はアラフォー世代からの上品な男性だったこと、手拍手しながら聴く曲が決まってるらしいこと、合間の相づちも伝統的にこういうものなのかと思って受け入れたのですが、今夜の声かけは長年のファンの方々にも不評だったようです。

アーティストが魂を削るように準備して観客も入手困難になるチケットを必死に手に入れ、それぞれが心待ちにしていたコンサート。来年また行きたいと思ってもその人物が訪れているとしたら

この文章を終えようと調べ物をしてたら15日は能年玲奈さんが二階席から鑑賞してたとの記事を発見。私は隣りの席に彼女が招待されてるのでは…と密かに期待していたので、いろいろと思いは巡りましたが同じ日に観れたことが嬉しく心も落ち着きました *。・゜


薬師丸ひろ子さんと2015年コンサート #001


納品もありよく訪れる Bunkamura 、一昨年の薬師丸さんのコンサートは開催当日に知り残念だったので、今年は10月15日の千秋楽、2年越しの夢を叶えるため母とオーチャードホールへ向かいました。
席は1階ゴンドラシート臨場感あふれるステージを楽しめました ♪

一番の目的は「Woman "Wの悲劇"より」を生で聴くことでした。コンサート中盤「未完成」を歌ってくださって…鳥肌が立ちました。中島みゆきさんの美しいメロディーとせつない歌詞 、ピュアな薬師丸さんが抜群の歌唱力でその心のゆらめきを表現する…好きな歌のひとつではあったけれど、強烈な印象を残しました。


幼少時は「ファンだったアーティストのお嫁さんになってくれた人」という認識。それが「あまちゃん」での澄ました美貌と歌の上手さで再注目、「家族に乾杯」でその土地の食べ物に執着するところ、食堂で「ホットコーヒーに添えるミルクは牛乳を温めた物にしてください」と希望するところなど、自分と重なる部分があり親しみを感じました。

久々の歌番組では衣装の美しさに見とれ、成熟した大人の女性として輝いていると思いました。年齢と共にますます美しくなる女性、C・ドヌーブやデルフィーヌ・セイリグにも勝る品の良さ、そして少女めいたところを併せ持つ希有な存在だと思います。


能年玲奈さんが昔の薬師丸さんの映画を観て憧れていると知ってから「セーラー服と機関銃」「Wの悲劇」を鑑賞しました。「セーラー服」の後半は突如、監督が代わったかのようにArt Film 風になってインスピレーションは「血と薔薇」かしら?と思いがけない発見でした。

CDを聴くようになったのは2年前からですが、ほぼ毎日「Wの悲劇」を聴いてきたと思います。制作の時はアンビエントやクラシックなどを好んで流しますが、アイロン掛けや夕食の片付けなど、パワーが必要な時にとても効果的なのです☆