2015年11月21日土曜日

アンティーク〜赤坂蚤の市


Depot 39や THE GLOBEなどアンティークショップが盛んな時期に10代を過ごしました。日仏学院、HANAE MORI ビル骨董街、吉祥寺、西荻窪、代々木公園のフリマなどでアンティークを買うこともありました。フランスの田舎の蚤の市へ赴いた1997年が私のアンティーク熱のピークだったような気がします。
その後、ORNE DE FEUILLES やBROCANTE など洗練されたフランスのアンティーク、麻布十番・恵比寿に研ぎすまされた和のお店が登場し、なんとなく流れは終着したような気でいました。

2015年の9月、偶然戴いた「赤坂蚤の市」のレトロなDM。facebook の告知もオシャレで、久々に冒険心が湧いてきました。少し覗き見るだけという気分で訪れてみたら、心を揺さぶられるような素敵な世界がひろがっていました。耳に入ってくるのは聴き馴れたセイゲン・オノの音楽。目の前にはヨーロッパからの選りすぐりのアンティーク品。




facebook で私が惹かれた画像はORLANDOさんのお店でした。映画「ORLANDO」から名付けたとのこと。私も大好きな映画だったのに、そんな世界からすっかり遠のいていたと目の覚める思い。

ORLANDOさん選曲の会場を廻りながら、だんだんと昔の景色が蘇ってきました。高校生の頃はデザインやフランスに夢中で放課後は私服に着替え、セイゲン・オノの曲を聴きながら興味がある場所へ赴くという日々でした。会場のARK HILLS は東京でもっとも大人っぽいエリア。学校帰りに何度か迷い込んでドキドキしたのを覚えています。
原宿にはもうないけれど、ここのAUX BACCHANALES は健在。懐かしいものがギュっと詰まってタイムスリップしたかのよう…。




「赤坂蚤の市」で知ることになったのは、個人で買い付けしてそれぞれ絶妙な個性で屋号を出し活動する人たちの多さ。みんな好きなことに絞って仕事してるからキラキラしていました。そして今、都心では空前の蚤の市ブーム?「代官山蚤の市」「東京蚤の市」「湘南蚤の市」「大江戸骨董市」「青山 ANTIQUE MARKET」「浅草ライヲン百貨店」など毎週のようにイベントが続き、いつからこんなことに?と驚きと見落としていたことへの焦りで頭の中が混乱。

この日を皮切りに蚤の市巡りがはじまって、充実感と引き換えに秋を駆け足で過ごすことになりました。そして明日、22日は月に一度の「赤坂蚤の市」が開催されます。こちらのイベントはこれからもっともっと光を浴びていくのだろうなと感じます *。・゜